フンコロ式でいこう!

まあ取り合えずコロコロ転がしてけば大丈夫、かな。

醤油唐揚げのある街


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ここのところ唐揚げ屋がそこかしこに増えている。一昨年まではタピオカ屋が増えていたが、あっという間に消滅した。ああいう商売はブームの時に一気に稼いで、しぼむ前にやめているのだろうか。はなから永続する意思などなく、短期勝負を計画的にやっているとしたらしたたかではあるな。採算はどうなのだろう?

 

さて唐揚げ屋である。こちらはわりと長持ちしそうだ。おやつに良し、つまみに良し、おかずに良しといった感じで、店先にはいつも客を見かける。家で揚げ物をつくるのがわずらわしいのもあるのかもしれない。近所だと「浅草からあげ縁」と「からあげの天才」が競い合っている。我が家もたまに買っている。

 

が、僕が一番好きな唐揚げは、写真の信濃屋の醤油唐揚げだ。鶏肉屋である信濃屋が、月に2回ほどしか作らない唐揚げである。こちら、見ての通り全然カラッとしていない。甘辛い醤油&みりんたれで揉んであるので、どちらかというとヌリっとしている。味が濃く、めっちゃジューシー。ルービーにぴったし。

 

大きさも小ぶりで、いわゆるガッツリ系の唐揚げではない。なので若者にはウケないだろう。というかウケないでくれ(笑)。おじさんが独占するから、君らはガッツリを食べていなさい。店主に聞くと、作るのに手間がかかるので、頻繁には店に出さないのだそうだ。甘い肉汁をしゃぶる感じで食べる幸せ。引っ越せないなあ。