フンコロ式でいこう!

まあ取り合えずコロコロ転がしてけば大丈夫、かな。

真夜中のドアを開けてみる

真夜中のドア/Stay With Me

昨秋あたりから日本の7~80年代シティポップスが欧米で人気だというネットニュースがよく目に入るようになった。2017年あたりから素地はあった。東京の中古レコード店に欧米からバイヤーが買い付けにきているとの話が出ていたのだ。当時のレコードはずっと売れず、二束三文で売られていた。バイヤーは大量に買い込んだらしい。

 

象徴的なニュースは、昨秋からの竹内まりやの「Plastic Love」の海外でのヒットだろう。2017年にYoutubeに非公式であげられた際は、削除されるまでの二年間で、2400万回もの再生回数に及んだという。1984年に発表された曲が、ここにきて海外でブレイクしたわけだ。海外ファンはもちろん日本語のままで楽しんでいるという。

 

さらには大貫妙子など、はっぴいえんどシュガーベイブ系列のシンガーも人気を集めている。最近の注目曲は1979年発売、松原みきの「真夜中のドア~Stay with me」だ。今月10日にYoutuberのRainychがカバーして発表したところ、なんとSpotifyのグローバルバイラルチャートで15日連続世界1位を記録したとのニュースが出た。

 

80年前後と言えば、東京がきらめいていた頃。センスあふれる大都会としてシティポップスが実に似合っていた。ある意味、音楽もバブっていて、バックミュージシャンも凄腕ばかり。いま聴いても色褪せないわけだ。久しぶりにYoutubeで聴いてみると、今は亡き松原の伸びのいいボーカルがザワザワと胸を揺るがしてくれた。遠い目。