ヨガをやり出して3年くらいか。はじめはコロナ禍のステイホームの運動不足解消と自律神経の安定のためにYouTube見ながら。コロナ明けてからは、ジムでのプログラムに参加するようになった。始めてからすごく意識するようになったのが、足の指だ。ヨガの先生たちは足の指の大切さを力説する。準備運動では全指を動かすし、立位では指を意識せよと指導が入る。必然的に自分の足を気にするようになった。
ヨガを始めたころは、よく途中で足がつった。特に足の小指がつるのだ。これまでいかに身体を動かしてなかったかが身にしみる。ヨガで全身を伸ばし、足指を意識しながらポーズすることで、次第につることが少なくなった。一旦意識すると、自分の足指の不自由さが気になりだす。指を開こうと思っても、小指と薬指がくっついたまま開かない。一番長い中指は頭に硬いタコが慢性的にできている。
これらは靴に原因があった。ヨガの先生も、皮膚科の先生も、靴のサイズが合っていないと言う。僕の靴のサイズは25.5cm。このサイズで靴は揃えているのだが、、、。問題は足長ではなく、足囲(足幅)だった。要は靴先が狭くて、指が内側に抑え込まれているらしい。これまで何十年も足囲など考えもしてこなかった。何十年も我が足指はずっと狭いスペースに押し込まれてきたわけだ。こりゃ指も開かんわ。
スニーカーの標準的な足囲サイズは3E(成人男性)。ネットで調べると、もっと幅が広い4Eのものがあるではないか。知らんかった。早速、購入してみると、何ということでしょう。足先が靴の中でぶつからずに自由に動く。指が動くから、しっかり指で地面を踏ん張る感覚を持てる。これ、ヨガの先生が口酸っぱくして言う感覚だ。いやはや、まさに新たな「一歩」。人生後半戦、しっかり踏ん張れそうだ。