フンコロ式でいこう!

まあ取り合えずコロコロ転がしてけば大丈夫、かな。

サボるために生きる

サボる哲学 労働の未来から逃散せよ (NHK出版新書)

この本は読んでいないが、題名にはいたく共感する。何を隠そう僕もサボるために生きることを大事にずっと思ってきたのだ。そう思わせた二つの体験がある。一つ目は、三十代の頃、CM撮影でシドニーを訪れたときのことだ。午前10時の打ち合わせに現地の監督がやってくると、サーフィンしてから来たと言うのだ。シドニーはビーチが近いとはいえ、要は時間の配分だ。目鱗だった。これ真似したい。

 

そして17時ころにダウンタウンを歩いてみたら、仕事終えたビジネスマンがパブでビールを立ち飲みしている。コーディネーターに聞くと、皆、サクッと仕事を切り上げて、一二杯ビールを飲んだら家に帰るらしい。しかもパブには一人で行き、そこでたまたま出会う人と雑談して飲んでいるというのだ。日本の新橋あたりのスタイルとはまったく違う。目鱗二枚目だ。これ真似したい。

 

ライフネット生命を創業した出口治明氏の話を何度か聞いたことがある。彼曰く、文明の進化はサボりが生むと。彼女とデートするため定時で帰るために効率化を考えるのが進化であると。日本人はサボりを怠けと解釈し、だらだらと働く癖が染み付いているとも言われていた。当時、確かにそうだ、俺も進化して堂々とサボるぞと40歳頃勝手に宣言して今に至る(笑)。

 

効率化と言うとどうも世知辛い。サボろうと言うと楽しくなる。人生を色々楽しむための時間を生み出すために、計画的にサボることを考えるって、なかなかにクリエーティブではなかろうか。ま、簡単ではないんですけどね。結果は出さなきゃならんから。リモートワークもそのひとつだから、コロナ禍で日本も一歩前進したのかな。あ、リモートで仕事増えたって、前職の友人がぼやいてたなwww。