学校でいいなと思うもののひとつにチャイムがある。始業、終業の合図となるあのチャイムだ。小中学校なら45分から50分、大学なら90分。さまざまな音色でタイムマネジメントしてくれるわけだ。学生の頃はそのありがたみにまったく気づいてはいなかった。むしろうざい、と思っていたかもしれぬ。え、もう授業かよ、疲れるのお。。。なにっ、昼休み終わっちゃうの、早っ。。。みたいな。
ところが社会人になるとチャイムはほぼ消えてなくなる。自分の勤める会社はかろうじて始業時、昼食時、退社時に鳴ったが、それに従う者は少なかった。そもそも個々の仕事がバラバラであるので、一斉に行動変容するためのチャイムは建前的な存在になっていたのだ。となると、自分で自分にチャイムを鳴らさねばならなくなる。当たり前だ。いま流行りの自己責任である。
まさにセルフマネジメントだ。ああ、面倒。学生の頃のように、はい次の授業が始まるよ、ほらトイレタイムだよ、さあ学食行っといで、と背中を教えてくれた、あの魅惑のメロディが恋しいと怠け者の自分は考える。しかも現在は休業して、しかもリモートで大学で学ぶという自堕落状態。チャイムなどどこからも聞こえない、ノータイムマネジメント状態。さすがにヤバいぞと。
そこで活用しているのが無料メールだ。複数の学者や医師からのメール、新聞や雑誌からのメール、金融機関からのメールなどなど。時間はバラバラだが毎日受け取っている。これが意外とチャイム代わりになるのだ。なかでもお気に入りは勝間和代氏と樺沢紫苑氏のメール。勝間氏はITや料理など、樺沢氏は精神医学など、どれも勉強になる。メール着信をチャイムに。意外と使えますぞ。
