今日は週に一度の対面授業の日。２限は僕の論文担当の教授の講義だ。クラスメートは、中国からの留学生女性Kさんのみ。なので、毎週、教授と僕とKさんの3人で楽しく研究をしている。映像芸術専攻なので、僕はCM、KさんはTicToc映像の研究だ。お互いメディアが違うので、とても面白いし刺激も受ける。TicTocは、教授も僕も初心者だ。なのでKさんから逆に指導を受けてると言ってもいい（笑）。
そのKさんが、研究室に中国のお菓子を持ってきてくれた。写真がそれだ。シャーチーマーという。中国ではごく一般的なお菓子だそうだ。一見、日本のおこしみたいに見えるが、硬くはない。恐る恐る食べてみると、、、、。んっつまい！ めっちゃ好みの味だ。ふんわりとしてほんのり甘い。何とも不思議に柔らかな口当たりがたまらん。小麦粉に飴を入れてふくらし粉でふくらませ油で揚げるとのこと。
中国ではコンビニとかで普通に売っていて安いけれど、日本だと高いようだ。ああ、でももっと食べたいな。Kさんによれば、中華街に行けば手に入るようだ。中国からの留学生は、他の授業でも一緒になるが、おおむね皆、優しくて真面目だ。勉強もとても熱心。ふだんニュース報道で感じる、共産国家のイメージとはすごくずれる。やはり人間同士触れ合うことで国際理解は深まるのだな。
教授とKさんとシャーチーマーを食べながら、アメリカ大統領選のことを考えた。確かに中国の体制に高圧的な部分はあるし、自由とは言えない部分も多い。しかし、彼らは彼らの中でそれを納得し、その中で前向きに生きている。今回のアメリカの選挙におけるトランプ氏の発言を見ると、アメリカ国民は中国国民より幸福だとか自由だとか言えないのではと思った。シャーチーマーは残さず食べてしまった。
