フンコロ式でいこう!

まあ取り合えずコロコロ転がしてけば大丈夫、かな。

愛しのクラスメート

美しきエビとカニの世界 杉浦千里博物画図鑑

大学院の授業が始まって早や一月。9つの講義を受講しているのだが、授業の内容もさまざまだが当然生徒もさまざまで面白い。芸術学部の院なので、科目によってはデザイン、演劇、音楽、放送と幅広いメンバーが混ぜこぜで揃う。しかも圧倒的に中国からの留学生が多い。もちろん、僕は最年長(笑)だ。

 

なかでもデザイン史のメンバーは最高だ。博物画を描いているアーティストや、飛び出す絵本の細工の設計を仕事にするプロや、細菌をアートにしようと試みる学生などなど。もうバラエティ豊かで楽しいのである。なかでも実際に博物画を描く中国人女性には驚いた。精細な動物の絵を見せてもらったが素晴らしかった。

 

彼女は日本の図鑑の博物画に憧れて留学してきたそうで、将来的には日本の野生の鳥を描きたいと。実は僕は博物画が大好きで、古いものをコレクションしている。博物画の多くは無名の画家が描いたものが多く、古い図鑑などをばらして売っていることが多いので高額ではない。まさか同じクラスで博物画のプロに会えるとは思わなんだ。

 

飛び出す絵本の細工を設計するプロも凄い。そういう仕事が独立してあることを初めて知った。出身が理系大学で建築を学んでいたそうで、芸術の知識も技術も無いと言う。そのために芸術学部で知識を得たいと。僕は僕で、変なおじさんとして面白がられているようだ(笑)。早く教室で会いたいな。で、みんなでガヤガヤ喋りたいよ。