最近我が家で流行っているのが、めかぶである。スーパーで売ってる緑色の海藻だ。ワカメの根元部分のことを言う。これがヌルヌルでウマウマなのだ。もともと、納豆だとか、オクラだとか、もずくだとか、ヌルヌル系が好きな一家なのだが、最近はこれが一番人気である。生意気にも、小6の娘も一緒に食べている。
調べたら、スーパーで売ってるのは味付けめかぶという市販品で緑色。生のめかぶは濃い茶色なんだそうだ。産地ではこの生めかぶを食べているらしく羨ましい限り。ま、味付けめかぶで充分満足。ネットでは、めかぶを使った様々なレシピを紹介されている。酢の物、和え物、サラダなど。しかし僕はそのまま食べるのが好きだ。
海藻って、欧米の人たちはあまり食べないと聞く。昆布など、海の雑草くらいな位置づけらしい。大昔から海藻の美味さを伝えてきた日本人の先祖には感謝しかない。海苔も、昆布も、ワカメも最高。どれ一つとして無くなっては困る食べ物だ。私たち日本人のDNAは、海藻の美味さ、ヘルシーさを知り尽くしていると思う。
福岡の祖父の家は、海苔の生産者であった。それを引き継いだ叔父と叔母も、一昨年残念ながら廃業した。子どもの頃、海苔だけは沢山もらえたので、海苔ばかり食べていた記憶がある。なので、いまだに海苔と米があれば人生何とかなる、という心構えがある(笑)。そこに「めかぶ」まであったら、もう贅沢だ。自然の恵みを頂くこと、これ以上幸せなことはないですな。
