僕も娘も絵本が好きで、なかでも最近のお気に入りがこれ。パンダ銭湯です。ケチなので買わずに、何回も図書館で借りてます。ここから先は本のネタバレになりますので、知りたくない人は読まずにストップしてください。
パンダの親子が近所の銭湯に行く。ただそれだけの話です。が、番台を抜け、脱衣場に着くと、もう楽しくてたまりません。パンダたち、黒い部分を衣服みたいに脱ぐんです。その仕草のナチュラルなこと。手から胸のところをシャツみたいに。足のところを靴下みたいに。
で、目の周り。なんと、サングラスなんですよ(笑)。カッコよく外す姿が、もう最高。洗い場に入り、体を洗い始めてからも見せ場があります。シャンプーで頭を洗うと、耳の黒い色がキレイに落ちちゃうのです。要は、白熊になっちゃう。
風呂から上がると、脱いだ黒いのをどんどん着ていきます。最後に、耳を黒いワックスで染めて仕上げて完了。冷えた「竹林牛乳」や「ササ・サイダー」で喉を潤します。もう、見てるだけでニヤニヤしてしまう。そして、銭湯に行きたくなる。湯船で隣にパンダがいたりして。真夏にオススメの一冊です。
