この月末、娘が世田谷区の落語会に素人前座の一人として出演する。実は2年前に同じく世田谷区の素人落語大会に出場したご縁で、今回の出演となった。前回は基本的に素人のコンテストということもあり、怖いもの知らずの小学三年生パワーで乗り切ったが、今回は違う。
プロが3人も出るのだ。素人前座の出演メンバーもすべてセミプロの方々ばかり。未成年は娘だけだ。ということで、今回は入念に落語の稽古に励んでいる。いまはネタさえ決まれば、YouTubeでいくらでも高座を見ることはできる。しかしさすがにプロの高座そのままを再現というわけにはいかない。
前回は、有名な落語絵本をテキストにして初天神を演じきった娘。今回は三遊亭遊馬師匠のこども落語をテキストにすることにした。このCD、購入者にはオマケで台本のテキストファイルをダウンロードできるのだ。ありがたい。さすが遊馬師匠、こどもが演じやすいようにうまいこと噛み砕いてくれている。
このCDのおかげで、娘は噺自体はすっかり覚えた。が、あとは演技だ。ふたりの登場人物のキャラを演じなければならない。実は僕も昔、落語教室に通ったことがあるが、キャラの演じ分けが一番難しかった。逆に言えば、こどもがその片りんでも見せられれば客をつかめるはず。というわけで週末はにわか師匠となっての特訓がつづくのであった。