フンコロ式でいこう!

まあ取り合えずコロコロ転がしてけば大丈夫、かな。

国立国会図書館はCOOL

「パブリック 図書館の奇跡」[DVD]

国立国会図書館に初めて行ってきた。これまで必要ではなかったし、特に関心もなかったのだ。大学院で論文を書き始めたら、とにかく資料を集めるのが大変だと気づいた。地元の図書館や大学の図書館で検索しても出てこない資料が次々出てくる。ああ困った、と思って初めて国会図書館を思い出した。確かあそこ、無い本は無いんではなかったのでは。しかも日本国民なら自由に利用できるんじゃなかったっけ、と。

 

さっそくググってみると、当たり前だが国民なら簡単な手続きで利用できるのであった。しかも、行かなくても、必要なページを指定してコピー郵送してくれるサービスまである(有料)。いくつかはそれで賄えたが、図書館でしか閲覧できず、コピーもできないものもあった。そこで行くことになったのだ。まあ、どんなところなのか興味もあったので、見物がてら出かけてみた。

 

最寄り駅は永田町だ。僕の住まいからは電車一本なのでアクセスはいい。コロナ禍なので、入場制限があり、ネットで予約してから行くことになる。が、予約はまず取れる。入口で検温して、初めてなので利用者カードを作った。あっという間だ。で、いよいよ館内へ。欧米の大きな図書館はクラシックで趣のある建物が多いが、さすが日本、実に事務的で無機質だ。外連味ゼロ。でもそこが気に入った。

 

無駄がない。話し声がほとんどない。子どもがいない。子どもが笑っている図書館も好きだが、データベース機能でとしての大図書館は大人専用がいい。そしてすべてがIT化されている。無数のPCが並び、勝手に調べ、勝手に閲覧やコピーを依頼する。見たい本が着たらスマホで確認する。来てる人は基本「単独」だ。つるんでいない。個の世界。ああ気持ちいい。日本一のデータベースは最高にクールな場所であった。