フンコロ式でいこう!

まあ取り合えずコロコロ転がしてけば大丈夫、かな。

パーク・ライフつづく

パーク・ライフ (文春文庫)

最近、SNSだけ見ている人から、公園で暮らしてるの?と問われて思わず吹き出してしまった。まあそれくらい毎日、近所の公園の写真をアップし続けているのである。よく飽きないものだと自分でも呆れるのだが、まったく飽きない。それどころか、今後の人生の起点は公園になる、と半分本気で思っている。すべては昨年春に始まったコロナ禍とそれに伴うステイホームであった。

 

さらに重ねての偶然なのだが、昨春から休職して大学院に入学したのである。そして大学院もまさかのリモートとなった。ここではっきりしたのが極端な運動不足と外部刺激の減少だ。とにかく歩かない。人と会わない。新しい発見や偶然の出会いが無い。一カ月もすると心身ともにおかしくなった。これらを近所の公園で解決できるのではと考えたのだ。公園を歩き、公園を見つめ、公園を発信することで。

 

多くの精神科医が散歩の効用を指摘している。特に朝の光を浴びて、インターバルで速度に変化をつけると良いと。さらに坂道や階段も加え、日によってコースを変えるのもオススメと。それらはすべて近所の公園が可能にする。ある程度広めの公園なので、コースは自由に選べる。小山もあれば、階段もある。運動的には問題ない。あとは脳への効果だ。これはスマホを利用した。

 

毎日、公園からSNSへリポートをすることにしたのだ。一方通行のリポートなので、レスポンスは気にする必要はない。必ず3枚の写真を添える。ということは何を撮るか毎朝考えることになる。これは想像以上に頭を使う。現代の俳句のようなものかもしれぬ。一年以上続けているが、おかげさまで心身ともに健康になった。休業前より調子が良いくらいだ。後半人生はパークとともに、悪くないと思う。