フンコロ式でいこう!

まあ取り合えずコロコロ転がしてけば大丈夫、かな。

ラジオの時間

スターリング 木製クラシックラジオ&電波時計【平成テクノ】 5852

大学院の新学期が始まり、今年の履修科目の登録が近づいている。まずは何を取るか、シラバスなどを見て考える。そして候補の講義に一旦出席してみて、最終的に今月末に履修届を出すのだ。僕は卒業に要する単位は一年目で取ってしまった。なので今年は無理に履修しなくても何も問題は無い。あとは論文に集中するだけだ。が、である。どうしても履修したい講義が出てきた。

 

ひとつは芸術論だ。実は昨年、必修の芸術論は履修した。芸術学の基本哲学や考え方を一通り学べて面白かった。今回の芸術論は的が絞られている。様々な芸術作品を鑑賞し、その様式を言語で記述し分析するというものだ。感想ではなく正確に読み取る技術が学べる。対象は庭園、彫刻、絵画など多岐に渡る。さっそく講義に出たが、庭園を細かく見るだけでも学びが多く面白かった。受講決定だ。

 

そしてもうひとつ。ラジオドラマの講義だ。ラジオというメディア自体、かなり衰退しつつある印象であり、しかもテーマ対象は耳で聞くドラマである。これは超マニアックな講義だ。こんな講義、日藝以外に存在しないのでなかろうか。もともとラジオ世代であり、ラジオ大好きであるので、一度は講義を聞かねばならぬと思っていた。早速最初の講義に出席した。そして即、履修を決めた。

 

先生は僕より一回り以上若い。しかし僕より数倍も落ち着いて知的な方だった。先生によれば日藝には諸先輩が残した数々のオーディオドラマの録音が残っているのだとか。もともと演劇に力を入れていた日藝では、演技の訓練のひとつにオーディオドラマが活用されていたらしい。これまでラジオCMは数えきれないほど作ってきた自分。ドラマは未知の舞台だ。ワクワクするなあ。学んだるぞ。