フンコロ式でいこう!

まあ取り合えずコロコロ転がしてけば大丈夫、かな。

マイドクター考

赤ひげ[東宝DVD名作セレクション]

年寄りの会話の半分は病気の話しだ、と母に言い返した記憶がある。あまりにも病気や病院の話しばかり聞かされてうんざりしたときがあったのだ。冷静になれば状況は分かる。年を取れば身体のあちこちにガタが来るのは普通であり、自然とそこにばかりに意識が向いてしまうのだろう。なので今でも母は会えば医師への不満を言う。

 

コロナ禍で、医師は大変なことになっているようだ。総合病院はコロナ感染患者の扱いに苦慮し、一般入院者との区分けなどに奔走する。一方これまでは具合が悪くなれば病院に行っていた人は、感染を恐れて通院を控えている。結果、街の一般医院は売り上げが激減する事態に。なんとも痛し痒しである。

 

感染の確率で言えば、医師ほど危険な職業はないだろう。それでもこれまでどおり診療を続けてくれる医師には感謝しかない。僕はよく風邪を引くうえ、目が弱く、歯も定期的に診てもらっている。内科、眼科、歯科、それぞれにマイドクターがいてとても頼りにしている。コロナ禍でも、彼らが元気でいてくれることが何よりだ。

 

マイドクターがいることのメリットはデータ蓄積だと思う。何年にもわたり身体の傾向や薬との相性などが保存されて、診察に活かされる。これらは総合病院よりも一般医院の方が良い気がする。自分をよく知ってもらえると思うからだ。大事なのは自分だけの赤ひげを見つけること。あ、医者の話をしている(笑)。母のことは言えないなあ。