フンコロ式でいこう!

まあ取り合えずコロコロ転がしてけば大丈夫、かな。

愛でませ雑草

美しき小さな雑草の花図鑑

昨日の朝日新聞夕刊一面のトップ記事がこの図鑑であった。「美しき小さな雑草の花図鑑」(山と渓谷社)という、もうその名前を読んだだけで買わずにおれない本だ。2018年の初版以来、12刷を重ね4万5千部と部数を伸ばしているらしい。コロナ禍もあって、「雑草の花」に目を向ける人が増えているとのこと。朝日新聞、偉い。

 

僕は昔から雑草の花が好きだった。オオイヌノフグリや花大根、ホトケノザなどなど。この図鑑がいいのは、そんな小さな雑草の花を拡大で見せてくれるところだ。驚くほどフォルムが美しくて、普段見ていても気づかない魅力を教えてくれる。それらを見つけるのに山や野に出かける必要はない。近所に出かければいい。

 

見ただけで即購入決定、という本がたまにあるが、この本がそれだ。急いでAmazonで調べると、ななななんと、AmazonUnlimitedに入っていればキンドル版は無料で見放題だったのだ! うれし過ぎる。ほんとは手元に持っていたいのだが、無料となるとデジタルでもありがたい。デバイス選ばず、自在に拡大もできるし。

 

もう何度も見直しているが飽きない。写真が素晴らしいのと、解説も丁寧で面白いのだ。雑草、という言葉は人間が勝手につけた分類で、本来、植物に「雑」な草など無かろう。この本はそんな失礼な分類をされた植物たちの名誉回復本でもある。オススメはドクダミと藪枯らし。洋菓子みたいなフォルムに酔ってしまいそうになる。