フンコロ式でいこう!

まあ取り合えずコロコロ転がしてけば大丈夫、かな。

から揚げの乱・夏の陣


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近所の商店街で二軒の空揚げ店が至近距離で戦いを繰り広げている。一店は「から揚げ縁(ゆかり)」で、もう一軒は「から揚げの天才」だ。それぞれ、独自色を出していたが、ここに来て共通の武器での戦いが起きてきた。ひとつは弁当だ。新参のから揚げの天才はご存じテリー伊藤プロデュースの店なので、開店当初より卵焼きとのコンビで弁当を販売していた。

 

これが最低399円からという安さで大人気に。店のそばに昭和女子大、テンプル大、日本大と三つの大学あり、食べ盛りの若者たちが多いのもあってランチタイムには列ができるようになった。これに影響を受けたのか、縁もちょい高で弁当を出し始めた。どうやら、若者受けの「天才」、こだわり派の「縁」と狙いを変えているようだ。ステイホームもあって、弁当の需要も高まったと思われる。

 

さらにここに来て「辛さ」での戦いも加わった。これも先陣を切ったのは「天才」だ。もともと若者狙いで、あえてジャンクなから揚げで勝負してきた「天才」。伝統や和へのこだわり、というより濃さとボリュームで攻めてきた。これがいまの若者に刺さったのだろう。客の並びは「天才」の方が目立つ。そこで「縁」も負けじと出してきたのが写真の赤カリから揚げだ。

 

チラシに割引クーポンが付いていたので、早速買ってみることにした。う~む、パンチが弱い、、、。これまで日舞を舞っていた女性が、いきなりサンバを踊っているような。音楽で言えば、タテノリを期待していたが、ヨコノリのままであるような。既存のから揚げに辛みを足しただけな感じだ。これではラテン系の「天才」には勝てまい。ここはヨコノリを押し通して「和」で勝負してほしい。頑張れ、「縁」。