以前、家の照明について書いた。電球色が好きで、すべて電球にしていることとか。これ、街にも当てはめてみたくなった。僕の住む三軒茶屋はそこそこ人気の街ではある。最近、日大は2学部もできるわ、テンプル大学は移転してくるわで、若者の人口も増えている。
したがって飲食店のバラエティも広がった。写真の栄町商店街もそのひとつだ。20年前、僕が住み始めたころは、あまり冴えた通りではなかったが、最近はオシャレな店も増えて、週末の夜は人通りが増える一方だ。街灯も商店街が特別に設置したと思われる3灯タイプのものが据えられている。
しかしこれが当然のように蛍光灯なのである。僕はこれが気に入らない。もしこれが電球色であった場合、通りは少し暗くなるだろう。しかし雰囲気は逆に良くなるのではないか。ちょっと欧州っぽい印象に。ついでに路面も石畳風に変えるとかね。店は同じでも街灯と路面だけで来たくなること請け合いなのだがなあ。
蛍光灯は、夜の人間を子ども扱いしているように見える。防犯には蛍光灯、みたいにね。隅々まで照らしておこうというお上の目線。夜の通りは大人の顔にしてあげた方が、マーケティング的にはうまくいくと思うのだがいかがだろう。明かりも含めての街のブランディング、そろそろ始まってもいい頃だ。
