フンコロ式でいこう!

まあ取り合えずコロコロ転がしてけば大丈夫、かな。

コンステレーションでいく

小学館の図鑑NEO 星と星座

コンステレーションという考え方を最近知った。直訳すれば、星座である。ユング心理学では、1つ1つの事柄や状況が、それだけでは何の意味もなしていないようでも、あるときそれらが1つのまとまりとして意味を示してくると説明する。心の中の状態と、外で起きたことが合致して、全体が星座のようにある概念になる。これをコンステレーション=星座と呼ぶと。

 

面白いなと思った。ご存じのように、星座のそれぞれの星は実際の位置関係は3次元的にバラバラである。我々人間は、この地上から見た、夜空における2次元的デザインに意味づけをしているだけだ。これを人生に置き換えると、人生での各々の要素は、それぞれがまったく関係はなかったとしても、俯瞰してみると、あるフォルムを持ち、あらたな意味を生んでいるのかもしれないわけだ。

 

つまり、すべての出来事が星座を構成する星の一つ一つであるわけで、自分の人生のフォルムはその夜空で展開される無数の星座と考えられそうだ。大事なのは、星の一つ一つというより、そこにユニークな星座を見出せるかどうかのような気がする。星座は初めからは存在しない。見る人が、星座を見出し、意味づける必要がある。そして意味づけは自由だ。なにせ自分の夜空だ。自分で決めてよいはず。

 

さて、2020年3月、コロナウイルス感染拡大という新たな星が、僕の夜空に点灯した。まったくもって歓迎しない星ではあるが、生れ出たのだから止めようがない。そしてその星の光も、僕の夜空のなかで何かしらの像を結ぶのであろう。何年先になるか分からないが、その像に意味ある星座名をつけられることを望む。すべてに意味がある。すべてがつながっている。デザインできるかどうかは、自分しだい。