フンコロ式でいこう!

まあ取り合えずコロコロ転がしてけば大丈夫、かな。

栞ちゃんからのプレゼント


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僕は本屋のレジに行くと、無料で置かれている栞をジロジロ見る。展覧会の宣伝かつ割引券になっていたりするのでよくチェックするのだ。先週、久々に本屋へ行ったら、本もそうだが、栞でも大きな収穫があった。写真の2点だ。一枚は写真家、ソール・ライターの展覧会。もう一枚はデンマークの画家、ハマスホイの展覧会。特に一枚目の栞を見つけたときは、心の中でガッツポーズをした。

 

というのもソール・ライター、大好きなのだが、展覧会で見たことが無いのだ。2年前に展覧会があったようだが見逃していた。日本でも「All about Saul Leiter」という写真集が2750円で買える。だがちょいと高い(笑)。いや、写真集で言えば決して高くないのだが、根っからのケチ根性が邪魔してポチれない。しかも図書館で借りれるのですよ。なので見たい時は借りちゃう。あえて入手しなくても良いかと。

 

ぜひソール・ライターと検索してみてほしい。5,60年代のニューヨークの何気ないシーンの切り取りと色彩が美しすぎる。そして雨男の僕の好みに沿うように、雨や雪のニューヨークをよく撮っているのだ。しばらく展覧会はないだろうな、と思ってただけに飛び上がるほどうれしかった。今回は万難排して見に行くぞお。皆さんもチャンスあれば是非。

 

もう一枚の「ハマスホイとデンマーク絵画」。こちらは初見だ。でも直観でビビッときた。フェルメールを思わせる立ち姿、少ない色数、整理された室内、静寂の時間。この一枚にメッセージが満ちている。デンマークと言えば北欧家具を思い出す。先ほどのキーワードが家具にシンクロする。音楽でいうとECMのようなイメージ。フェルメールよりも重さや濃さが少ない感じ。ちょっと他の絵も見てみたくなった。。。小さな栞は、大きなクリスマスプレゼントになった。