フンコロ式でいこう!

まあ取り合えずコロコロ転がしてけば大丈夫、かな。

20年目のカセットフー

イワタニ カセットフー エコプレミアム CB-EPR-1

この冬は鍋でいくと以前書いた。そのときにこいつが活躍していることも、確かちょこっと書いた、気がする。しかし使いこむうちにこいつの偉大さをあらためて感じいったので今日はこいつ中心に書くことにする。そう、こいつの名は何を隠そう、カセットフーだ。カセットコンロの代名詞。販売シェアは65%を超え、今年で発売50周年という、超ロングセラー商品。

 

我が家のカセットフーは、僕がいまからちょうど20年前、忘年会のビンゴで当てたものだ。なので写真の最新型のようなスタイリッシュなデザインではない、しかし、この20年、まったく壊れる気配がない。メーカーである岩谷産業を心配したくなるくらい。おそらく、発売時から「カセットボンベを入れてレバーをひねる」というシンプルな構造を大きく変えていないからだろう。

 

サイトで調べると、製品の生まれるアイデアの発端は、欧州での登山におけるガスバーナーだそうだ。これを家庭用コンロに応用できないかと考えたわけ。あらゆるアイデアは、過去の編集と応用なのですね。なにより使い捨てボンベを生み出したのが大きな勝因だろう。このボンベ、発売時とほぼ変わらない。よくドラッグストアで3本400円弱で売っている。

 

日本人は調理しながら食事することが好きな民族だと思う。作られたものが運ばれてきて食べる、というのも悪くはない。しかし、わいわいガヤガヤ、調理して、即食べるおいしさは、日本食ならではの楽しさがある。なべ、すき焼き、おでん、お好み焼き、たこ焼き、焼き肉。ホットプレートも進化したけれど、「火」がまだまだ優位だ。20年過ぎた我が家のカセットフー、壊れるまで使い倒すつもりである。よろしく哀愁