フンコロ式でいこう!

まあ取り合えずコロコロ転がしてけば大丈夫、かな。

パン屋の乱2

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三茶の高級食パンの話を先日書いたばかりだが、またパン屋のお話。この前、大阪に行き、心斎橋のホテルに泊まったのだが、隣のビルの地下に「非常識」という話題のパン屋があるのを妻が見つけた。街中であっ!と声を出す妻。非常識な奴だなあ、と思ったが、その対象が非常識なので仕方ないか。

 

僕は知らなったのだが、パン好きには話題のパン屋だそうだ。まだ大阪の心斎橋にしかないらしい。女性というのはこの「限定」というものに実に弱い生きものですなあ。「ここにしかない、ということは買うしかない、だよね」的な発想に妻は突っ走る。おいおい、それは思い切りマーケティングに動かされているのだよ、などとは言わない。大人になったので。

 

期待せずに買ってみた、というのは嘘だ。むしろ期待した。高いんだもの。美味くなかったら怒りまっせ、いくら食に寛容な私でも。さらに、「厳選素材を使用し、こだわり抜いた配合によってつくられた常識外れのおいしさ」って、ちょっと彦摩呂ばりにおおざっぱな解説を読むと逆に不安にかられるよなあ。

 

店員はパンを手渡すときに「ぜひちぎって食べてみてください」と言ってきた。これ、ラーメン屋で「熱いです」と言うのに似ている。別れ際の小さな癖キーワードで、価値が上がるんだよね。いかんいかん、仕事モードで裏読みする「癖」は封印しよう。素直にちぎって食べてみた。素直に美味しかった。餅みたい。ほんのり甘くて、このままでいける。リピはあるか? う~ん。。。。