フンコロ式でいこう!

まあ取り合えずコロコロ転がしてけば大丈夫、かな。

夏はいつでも教えてくれる

ぼくがぼくであること (岩波少年文庫 86)

娘は小学五年生。絵本から始まり、うま~くゲームやテレビを避けて本の楽しさを刷り込みしたら、何とか本好きになってくれました。でも今の小学生、特に女子はよく本を読むんですね。クラスメートで、お互いに面白い本を薦めあったりしています。

 

夏休み、複数の本を借りてきた娘。その中の一冊に目が留まり、息を飲みました。ああっ、こ、これは自分が小学五年生の時にNHK少年ドラマで見て感動し、原作も読み、のちにテーマ曲が佐藤博であることを知り、CDまでゲットした自分にとって超メモリアルな作品ではないかと!

 

一気にタイムトラベルする自分を不思議そうに見る娘。「サクちゃんが面白いよって、薦めてくれたんだ」と。もういろいろ語りたくなるところをグッとこらえました。「読んだら感想聞かせてね」 いやあ、よく寸止めできた。偉いぞ自分。

 

1973年、NHK少年ドラマシリーズという人気番組で、この小説ドラマが公開されました。どこにでもいる平凡な小学五年生が、ひょんなことから小さな冒険に出て、ひと夏を経て自己を見出す成長の物語。僕は、ドラマを見て、疑似体験的に大人へのステップを学びました。そんな思い出の物語に、娘が出会うなんて、、、。

 

どんな感想を聞けるのか。夏の終わりが楽しみです。それまでは我慢、我慢。