フンコロ式でいこう!

まあ取り合えずコロコロ転がしてけば大丈夫、かな。

五文字の魅力

スイカズラ茶 自然栽培 無農薬 無施肥 国産 30g

トイレに百人一首の本を置いている。もともと娘のために買った本だが、授業でやらなくなったら読まなくなって、部屋の隅にほっぽらかされていた。これを僕が回収し、自分が読むようにトイレに置いたのだ。百人一首の歌が各ページに一個、解説入りで紹介されているので、全部で100ページ強の薄い本である。

 

なのでトイレタイムに二首くらいを読んでいる。百人一首はご存じの方も多いと思うが、恋の歌が多い。だいたい、夜通し待ったのにあの人は来なかった、ああうらめしい、みたいな歌だ。読んでて情けなくなるが、掛詞の技はレベルが高くて感心してしまう。そして五七五七七のリズム。やはり日本人はこのリズムにハマる。

 

で、思ったのだが、五文字の魅力ってすごいということだ。五七五、で一旦留めて決まるのが五文字。俳句ならそこでフィニッシュ。一番短いフレーズだが、決めの重要なフレーズ。で、さらに思ったのが、植物の名前が五文字が多いのは歌のせいでは、ということだ。自然、季節を織り込む植物は短歌には重宝される。

 

歌に乗りやすくするために五文字が多いのではと思ってしまう。ホウセンカカキツバタ、キンポウゲ、ヤマザクラホトケノザスイカズラオミナエシハナミズキヒガンバナキンセンカサルスベリ、ワレモコウ、、、。いずれも、口に出して音にすると心地いい。五文字力のおかげで、美しさが倍増している気がする。