フンコロ式でいこう!

まあ取り合えずコロコロ転がしてけば大丈夫、かな。

可動域を学ぶ

姿勢の本 ―疲れない! 痛まない! 不調にならない!

左腕を上げると肩が痛む。これが俗にいう四十肩なのか。もう六十手前だが(笑)。軟膏塗ったりしてみたが、痛みは治まらず、イライラがつのる。思い切って整形外科に行ってみた。駅前に数年前にできた新しい病院で評判もいいので一度行ってみたかったのだ。平日の昼間に行ったが、けっこうな患者数。しかし大学病院のような広めのロビーで密な感じはなかった。

 

院内の説明ボードに、担当医師は元サッカー日本代表のサポートをしていたと書かれていた。そんな医師にたかが四十肩を診てもらっていいのだろうか。いいのだ、金は払うのだから、などと心でつぶやく。出てきた医師は高飛車な感じはなく、紳士的で丁寧な診察だった。医師によると、姿勢が悪く、肩回り、肩甲骨までの筋肉が固くなっているのが原因であるらしい。結果として可動域が狭くなっていると。

 

レントゲン写真を見ながら可動域の説明があった。具体的には、肩と顔の位置が前に出ていて、猫背っぽくなっていると。自分ではまったく猫背とは思っていなかったのだが、正しい肩の位置を教えられて愕然とした。良い姿勢をしてみて、と言われ立ってみるが、肩の位置は全然良い位置ではなかった。医師に手で「ここらへんです」と戻された。知らぬ間に前かがみっぽくなっていたのだ。

 

治療はなく、基本となる姿勢と、肩の可動域を拡げる運動の指導を受けた。姿勢に問題ないと勝手に思っていたが、プロに見てもらって助かったと思う。運動を始めて一週間で肩の痛みは激減した。姿勢が悪いまま固定していると、筋肉は固くなり、柔軟に動かなくなると学んだ。思考スタイルも同じだろう。頑なに自分の考えにこだわっていると、脳みそも回らなくなりそうだ。可動域、意識しよう。