フンコロ式でいこう!

まあ取り合えずコロコロ転がしてけば大丈夫、かな。

饅頭復活

落語絵本 二 まんじゅうこわい (落語絵本 (2))

埼玉の知人から饅頭が届いた。埼玉県行田市の「十万石」という銘菓だ。名前は聞いたことはあったが、食べたことはない。偶然だが一昨年、CM用の駅伝のシーンの撮影で行田市にロケに行った。その時は仕事で饅頭のことなど頭になかった。箱を開けてみると、白い楕円の形の饅頭が並んでいる。すぐに家族で食べてみることにした。

 

美味い。餡の量が多め、かつ小豆の味がしっかりしている。和菓子は好きなのだが、饅頭はだいたい一個で飽きる。というか喉が詰まる感じで、食べにくくなる。が、こいつは違った。家族そろって二個目に手を出し、危うく三個目までいきそうになった、ちょうど夕食前だったので、そこで強制ストップした。

 

和菓子のなかで、自分的に饅頭の位置は高くない。薄皮タイプならいいのだが、厚手の皮の饅頭は、さっきの理由でそれほど手が伸びない。しかし今回の十万石で、眠っていた饅頭欲が高まった。こういう時、「歯医者理論」という言葉を思い出す。歯が痛くなると、いままで気づかなかった場所でも歯医者の看板が目に入ってくるという。

 

意識した途端、その情報との接触度が高まるというのだ。十万石体験のあとツイッターを見ていたら、河野防衛大臣のツィートで「西行饅頭」を知った。お好きらしい。暑い日はこし餡の西行饅頭とほうじ茶、と。大磯の銘菓なのか。写真を見ると、これまた餡の充実度が素晴らしい。ああ、西行饅頭食べたいなあ。降ってこんかなあ。