フンコロ式でいこう!

まあ取り合えずコロコロ転がしてけば大丈夫、かな。

フュージョン勉強会その2

ブリージン

というわけでこの会も2回目となった。教本「FUSION」をベースに進めていく方針だが、今回は前回のハーブ・アルバートのアルバムから9枚飛ばして、ベンソンである。弁解させてほしい。その9枚、一応聴いたのである。しかしどうしても好きになれないものばかりだったのだ。彼らに罪は無い。好き嫌いは主観なのであるからして。

 

で、今回は言わずと知れたスーパースター、ジョージ・ベンソンである。この大ヒットアルバム「Breezin'」であるが、若い頃ホントよく聴いた。タイトルナンバーのBreezin'、聴くたびにFM放送をイメージする。高校生の頃、FMに夢中になった。中学までがAMだったから、高校からはステレオ放送だ。その時に聴いた代表曲がこれだ。

 

5月の土曜日の朝、コテージのテーブルでコーヒーを淹れ、FMのスイッチをひねるとBreezin'が流れ出す、のを夢想していた。実際は6畳の畳部屋だったのだが(笑)。何度聴いても癒される。そして、2曲目This Masquerade。うって変わって11月のマンハッタン、深夜のリビングでFMのスイッチをひねるとThis Masqueradeが、、、。

 

当時、雑誌アドリブを立ち読みしていたのだが、ベンソンの大ヒットには賛否両論が出ていた。もちろん絶賛が多数派だったが、少なからず否定する人もいた。ギター弾きが歌を歌うな、と。時代に関わらず、こういうことを言う輩、必ず出てくる。LAエンジェルスの大谷選手に、二刀流はやめろ、喝~っ!とか言ったり。

 

天は二物を与えることがある。ベンソンも大谷もそれだ。This Masqueradeを聴いて歌うななどと、どの口が言えよう。そういうこと言うのは、大谷の球を打ってからにしたまえ。違うか。ベンソンはその後、80年代に入りさらにヒットを重ねる。しかし僕はこのアルバムがベストだ。ちなみに4曲目のAffirmation、最高である。肯定、という意味。励まされるわあ。