フンコロ式でいこう!

まあ取り合えずコロコロ転がしてけば大丈夫、かな。

81年82年のレコジャケ賛

THE SEPTEMBER WIND 九月の風~通り過ぎた夏

永井博や鈴木英人のイラストを見てグッとくる人はすぐに年齢がばれるであろう。まさに80年代に一世風靡したイラストレーターたちだ。なかでもレコードジャケットやFM雑誌の表紙など、音楽関連で活躍していた。あの頃の日本経済絶好調な空気と絶妙にシンクロしていたのかもしれない。いい時代だったのう(遠い目)。

 

この二人のイラストが採用されたレコジャケでベストは、何と言っても大瀧詠一の「A LONG VACATION」(1981:永井博)であることに異論をはさむ人は少ないのではなかろうか。日本のレコジャケデザインでもトップと言っても良いかもしれない。では2位、3位は何だろう。僕はそのどちらも好きなアルバムだ。

 

2位は山下達郎の「FOR YOU」(1982:鈴木英人)だ。収録曲の「LOVELAND, ILAND」はサントリービールのCMに起用され大ヒットした曲。「SPARKLE」や「MUSIC BOOK」といった吉田美奈子作詞の曲も素晴らしい。大瀧の名盤同様、真夏のリゾートで聴きたいアルバムとしてロングセラーとなっている。

 

3位は松岡直也の「九月の風」(1982:永井博)である。当時、フュージョン喫茶でヘビーローテーションで流れていたっけ。このアルバムは何と言っても「THE SEPTEMBER WIND」に尽きると思う。1位、2位のアルバムと違って、過ぎ去った夏への哀愁が漂う。センチメンタルなインストゥルメンタル、なんつってね。最高です。