フンコロ式でいこう!

まあ取り合えずコロコロ転がしてけば大丈夫、かな。

テコの原理の結末


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娘の宿題が「てこ」についてであった。てこの原理を用いたものを上げよ、というもの。すでに、シーソー、くぎ抜き、栓抜きは出ているという。てこ、てこ、てこ、てことつぶやき続ける娘に、井戸の手汲みポンプはどうか、と助け船を出した。「何それ?」 井戸を知らないのである(笑)。

 

近所の公園にポンプがあるので、見に行くことにした。かなりくたびれてはいるものの、まだ現役のようだ。娘が興奮しながらレバーを上下し始めると、ほどなく水がほとばしり始めた。「わ、出た! ほんとに出た!」 出るがな。地下水という存在を初めて知ったわけだ。いい勉強になったかな。

 

表示にあるように飲用には使えないようだ。が、おそらく大昔は使っていたはずだ。飲用にはもちろん、炊事洗濯に重宝していたことだろう。そしてさらに昔、ポンプの出来る前には掘り抜き井戸があったのではなかろうか。井戸の周りには住居が集まるわけで、長屋とかがあったのでは、などと想像を巡らせた。

 

ポンプが無い時代はどうやって水を汲み上げたと思う?と、娘に聞くと、「え、、、、、」としばし無言に。時代劇とか見ていないから、つるべ井戸をイメージできないのだなあ。説明がてらに番町皿屋敷の話をすると、井戸怖~いと言い出す始末。余計な話というものは、てこの原理のようにうまくは効かないようですな。おそまつおそまつ。