ダウンウエアを着ていると、たま～に小さく羽毛の毛先が表面から出ているときがある。ダウンを脱いでセーターに羽毛がついてたりして気づくことが多い。これをほおっておくと大変なことになる。中の貴重な羽毛がどんどん出てきてしまうのだ。昔はそれを直す術がわからなかったからほおっておいた。消耗品なのだ、と諦めていた。
ところが今や、ちゃあんと補修キットなるものがあるのですね。アマゾンで色も選べる。これ見つけてからは、毛先出てるの見つけると少しうれしくなる。「お～し、修繕するぞ～」と心が燃えるのだ。まずは毛先をハサミで切る。このとき、ダウンの生地を気づ付けないように注意が必要。
毛先が切れたら、出ていた穴の上に小さく切った透明シールを張り付ける。これで完了だ。実に簡単。なんだか水漏れしている水道管の穴を埋めるような充実感がある。帰宅して、夕食を食べて、家族が寝静まったころ、おもむろにダウンを取り出し、毛先を点検するオジサン。哀愁が漂う、わけないか(笑)。
物を直して使う、って行為自体が昨今は減ってきた気がする。でも我が家は、家族そろってケチなせいか、修繕やメンテナンスが大好きだ。僕の母が僕に編んだセーターも、カミさんのお祖母ちゃんの着物も、いまの娘に着せたっけ。。。冬の夜長は修繕タイム。でもダウンの毛先が見つからないから、今夜は毛玉取る取るでガマンするかな。
