フンコロ式でいこう!

まあ取り合えずコロコロ転がしてけば大丈夫、かな。

タモリはこっそり

タモリ倶楽部THEビデオ [VHS]

ところでタモリはどうしているのだろう。コロナ禍で、ブラタモリも新作は無く、再放送がつづく。見るのはメルカリのCMくらいか。と思ったら、忘れちゃいけない「タモリ倶楽部」があったのだ。早寝早起きになってからというもの、深夜番組はすっかり見なくなっていた。新聞の番組表を見ると、当たり前だが金曜深夜にしっかりと鎮座していた。ありがたや。

 

この番組、1982年から続いているので、今年で放送38周年である。当時赤ん坊だった人は、38歳であるから赤ん坊を抱いている年代。僕は高校生のころか。ちょうどオールナイトニッポンタモリは人気絶頂の頃。同級生だった放送部の友達が、ニッポン放送に突撃取材に行き、タモリから色紙にサインをもらってきた。そのおこぼれ色紙が僕にも回ってきて興奮しまくったのを覚えている。

 

レコーダーで録画して、久しぶりにタモリ倶楽部を見た。やはりこちらも新作ではなく過去の映像で特集を組んでいたが、最近見ていなかったので新鮮だ。ワクワクである。今回は孤高のマニア列伝ということで、まさに僕のツボだった。最近は「マツコの知らない世界」がマニアを追っているが、やはり元祖はタモリ倶楽部だな。

 

あらゆる国語辞典を集める辞書マニアの狭い書斎を訪れるタモリのうれしそうな顔。みうらじゅんが語る「since~ シンス」収集の熱狂にうけまくるタモリ。ああ、タモリは深夜に問題なく健在であった。こういう超くだらなく、ひとりよがりでディテールな世界こそ、タモリの世界なのだ。歌番組とかバラエティは終わっても、タモリ倶楽部だけは終わらないでほしいなあ。