フンコロ式でいこう!

まあ取り合えずコロコロ転がしてけば大丈夫、かな。

好き嫌い、のお話し。

すべては「好き嫌い」から始まる 仕事を自由にする思考法

とにかく最後まで笑いながら読んでしまった。筆者と年齢と価値観が近いせいだと思う。競争が嫌い。勝ち負けが嫌い。団体行動が嫌い。一番手が嫌い。夜更しが嫌い。努力が嫌い。もろに自分と重なる(笑)。好きなことには夢中になれるが、そうでなければ怠けてしまう。好きをつきつめることこそ人生と。アグリーだ。

 

ただし、だからといって好きなことしてれば必ずうまくいく、とは限らないのが世の常。要は、線の引き方のマイルールということだろう。広告会社で30年以上働いてきて、不思議であり面白いと思ったことがある。さまざまなクライアントが存在し、その担当者も同時に存在するのだが、両者見事に相性のいい組み合わせができあがるのだ。

 

裏を返せば、相性のいい組み合わせの人々が、生き残ってきたとも言える。金融にぴったりな人もいれば、ファッションにぴったりな人もいて、クルマがぴったりな人もいるし、お菓子がぴったりな人もいる。よくもまあ、上手に配置されるものだと思っていたが、実は最初は相性悪くても、自ら好きになって、相性を良くしているのかもしれぬ。

 

それが仕事というものと言えるかな。対象を知り、学び、役に立とう、好きになろうと努力する。すると何人かは本当に好きになってしまい、それどころか相性がぴったりになってしまう。結果として天職のように見えるけれど、実は過程があるということ。そう考えると、「好きは、作れる」という気もしてくるが、どうだろう。作れたらハッピー、作れなかったら忘れる。これでいい気がしてきた(笑)。