フンコロ式でいこう!

まあ取り合えずコロコロ転がしてけば大丈夫、かな。

フィトンチッド呼吸


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毎朝、公園を歩いている。運動であるが、どちらかというと質の高い空気を吸いにいっている気分だ。僕の通うセントラルパーク(通称・世田谷公園)は、敷地面積約8万平方メートルで、東京ドームの1.7倍の広さを誇る。大きな樹木が多く、僕の好きな広葉樹も多い。それらから出ているであろう、フィトンチッドを吸うのが朝の儀式なのである。

 

フィトンチッド、一度は聞いたことがある名前ではなかろうか。フィトンチッドとは、微生物の活動を抑制する作用をもつ、樹木などが発散する化学物質。植物が傷つけられた際に放出し、殺菌力を持つ揮発性物質のことを差す。(ウィキペデイアより)コロナ禍にぴったりの成分だろう。基本効果は、①消臭 ②除菌・抗菌 ③リラックス ④抗菌化なのだそうだ。

 

樹木は自ら動いたりはできない。虫にたかられても、嵐で枝が折れても、自ら動いてそれらに対処はできない。そのための防御システムがフィトンチッドであるらしい。害虫を遠ざけ、傷を治癒する成分を出すことで対処するわけだ。また、森にはさまざまな動植物の死骸もあるが、これらを臭わせず、また病害化させずに土に返す作用もあるらしい。なんとまあ万能である。

 

こりゃ吸わぬわけにはいかぬ。本当は山に行けば済むのだろうが、しがない都会暮らしゆえ、公園を活用しまくるしかない。どちらかというと広葉樹より針葉樹の方がフィトンチッドは出ているらしい。やはり過酷な土地に育つ樹木の方が、必要とする成分なのかなあ。ググったら、山梨県の河口湖にフィトンチッドというカフェがあるようだ。ビーフシチューとミックスフライ定食が人気らしい(笑)。行ってみたい!