フンコロ式でいこう!

まあ取り合えずコロコロ転がしてけば大丈夫、かな。

フュージョン勉強会その3

ヘビー・メタル・ビ・バップ(期間生産限定盤)

それはさておき、ブレッカー・ブラザースである。教本FUSIONだと、前回のベンソンから5人目のアーチストとなる。前回同様、間の4人は全部聞いたけれど、ガツンと来ないのだ。で、この二人まで来てしまう。なかでもこのHeavy Metal Be-Bopはガツンどころではない。ズシンと来る。何度聞いても打ちのめされる。①East Riverは、僕のプレゼン・ミュージックでもある。大事なプレの前に聴く曲だ。

 

①East River カッコイイ。いやカッコよ過ぎるのだ。今ではあり得ない労働環境下の80~90年代、徹夜明けでユンケル飲んだ後に聴くと、すごく効いた(笑)。やるで~という力が全身にみなぎる曲だ。いまは倒れるといかんからめったに聴かん。

②Inside Out 前半けだるくブルージーに入っておいての、中盤からの変態アンサンブルの見事なことといったらもう。兄弟の丁々発止、タマランチ快調。

 

③Some Shunk Funkのマイケルのソロの暴走ぶりは何だ。もう誰にも止められんだろう。それを後押しするようにT・ボジオのドラムが連打の嵐である。これぞフュージョンの金字塔。行くとこまで行こう。

④Sponge ランディのペットに絡みつくマイケルのサックス。この兄弟、どうなっておるのだ。こんな強力なミックスジュース、日本だと中川家くらいしか見つからんわ。

 

いやはや、ええ曲ばかりの究極の一枚だ。残念ながら2007年に弟のマイケルがなくなってしまい、ブラザースを生で見ることはできなくなった。つくづく、好きなミュージシャンと落語家は生きてるうちに生で見ておけ、である。ブラザースがデビュー前にトッド・ラングレンのHello It's Meの録音に参加していたという事実もファンとしては美味しすぎるな。ああ今夜は寝る前に再度East River聞いて寝ようっと。