フンコロ式でいこう!

まあ取り合えずコロコロ転がしてけば大丈夫、かな。

餡チョコ

【サンメニー】お供え菓子シリーズ 上用 まんじゅう白 【御供】【お彼岸】【お盆】【進物】【故人の好物】

お彼岸にかこつけて、和菓子を食べる無宗教な自分である。近所に寂れた和菓子屋があって買いに出た。いまにもつぶれそうなのだが、何とか持ちこたえているところをみると、固定ファンがいるに違いないと想像する。僕は季節の変わり目になると、団子だの饅頭だのおはぎだのがどうしても食べたくなってしまう。そんな時は、コンビニでもスーパーでもダメで、その寂れた和菓子屋のでないと満足できないのだ。

 

四季のある(もはやそう言いにくいが)日本は、季節にひもづく食べ物があって変わり目ごとに楽しめるのが素晴らしいと思う。なかでも餡系の和菓子は登場回数も多い。そこに生活のグローバル化で乱入してきたのがチョコやケーキといった洋菓子だ。バレンタインデーやクリスマスといった行事も躊躇なく取り入れる日本だが、洋菓子のひもづきにもそそられてしまったのではと勘ぐってしまう。

 

和菓子の代表的組み合わせは餡とお茶。洋菓子の代表的組み合わせはチョコとコーヒー。この両方を楽しめる東洋って、贅沢だなと思う。西欧の人々はまだ餡の楽しみを知る人は少数派であろう。今日買ったのは、みたらし団子とお供え饅頭。これに抹茶を合わせて楽しんだ。美味いんだな、これが。日本人のDNA全開で、味わった。桜も咲いているから余計に美味しいのかもしれない。そっけない団子と饅頭が最高だ。

 

チョコも凝ったものより、ただのダークチョコが好み。こちらはブラックコーヒーでいただく。この組み合わせも代わるものはないだろう。餡は茶。チョコはコーヒー。季節との相性は、餡に分があるな。そこは四季の国、日本で育ったものだから仕方ない。ただ、チョコは毎日食べてもいいが、餡は毎日は要らない。毎日チョコっと食べて、たまに餡が出ると生活が潤う。そう、このふたつは人生のアンチョコ(死語)なのだ。