フンコロ式でいこう!

まあ取り合えずコロコロ転がしてけば大丈夫、かな。

耳かきという至福

匠の技 最高級天然煤竹(すすたけ)耳かき 2本組み G-2153

西洋医学によると、耳かきはする必要はないし、それどころか危険であるそうだ。耳あかは、耳の穴の内側の壁面の皮や老廃物であって、増えれば自然に排出されると。耳あかが溜まって、聞こえが悪くなることなどないと。ホントかよ。僕は信じない。小学生のころ、身体測定のときに医師が僕の耳をのぞき込んで「大きな耳あかがあるな」と言って、取ってくれたらめっちゃ聞こえが良くなった記憶があるのだ。

 

なぜか人にやってもらう耳かきは苦手だ。痛いし、怖い(笑)。カミさんに何度かやってもらったが、もう震え上がった。痛いと言っているのに容赦がないのだ。「だってもう少しで大きいのが取れるんだよ」って、その狩猟精神を発揮するのはやめろと。なぜか限界を超える深い地点まで侵入して大物を目指そうとするのだ。怖いもの知らずのハニーハンターのごとく。ああ恐ろし。

 

というわけで、今では絶対に人任せにはせず、自らの手で耳をかいている。自分でかくということは、穴を見ていないのであるから、触感と想像力で耳あかを探るわけだ。これには長年の経験と、自分への絶大なる信頼がものをいう。まずは手前地点から始めて当たりを取る。ここまでは痛くないのだと。そしてじわじわと奥へ攻めていく。これが他人にはできない。じわじわが分からんから。

 

一通りかき終えると、耳の通りは良くなり気分爽快だ。たまに大物が取れたりすると、もったいなくて人にも見せたくなる。何度かカミさんに試みたが、激しく抵抗された。残念だ。喜びを分かち合いたかっただけなのに。。。写真の匠の技は、その名に偽りなし。先端の絶妙なフォルムと薄さは、痛みを避けながら極限に挑むには最良の一本。至福の世界へ、さあ共にあなたも。