これからの季節、家にいると湿度計を何度も見ることになる。湿度がすごく気になるからだ。40％を超えているかどうかが。それ次第で風邪をひく確率が左右される、と勝手に信じている。朝起きたら見る。家に帰ったら見る。寝る前に見る。それくらい重要なテーマとなる。家族そろって気管支が弱いこともあり、チェックが欠かせないのだ。
うちのエアコンは気温調整のオート機能があるけれど、湿度管理のオート機能はない。ダイキンとかだと湿度管理機能もついてるみたいでうらやましい。まあ、まめに湿度計を見て、適時加湿していくしかない。けれど意外にこの湿度管理が面白い。なんというか大気を管理してると思うと、ちょっとした権力者気分になるのだ。うむ、このくらいでよろしい、なんて一人頷いたりして。
写真の湿度計を2個買って、リビングと寝室に置いている。定期的にこれらを見回る。植物園の温室係のような気分で(笑)。海外に行ったとき、いいなあと思う場所は、湿度がここちいい土地だ。高過ぎず、低すぎず。そういう場所だと、ストレスも低く保てる気がするから。でも移住は無理だから、せめて部屋の湿度は理想に近づけたい。
日本は四季があり、東西南北の地理もある。だからこその恩恵もいっぱいだ。地域ごとの景観や味覚の多彩さ。もっと言えば、人間性の多様性も。そこに湿度は少なからぬ影響を与えているはず。それを否定するつもりは毛頭ない。が、室内の湿度だけは願わくは均一にしておきたいんだよなあ。ああ、やわな人間のわがままよ。
