クラゲがガラスの中に閉じ込められた置物。妻がどこかで購入してきたお土産です。この「閉じ込めもの」、我が家でちょっとしたブームなのです。友人からいただいた、タンポポの綿毛を閉じ込めたものや、カナブンなんかもお気に入り。
閉じ込められた方からすると、ちょっと残酷かもしれません。謝っておきます。ごめんなさい。でもこの閉じ込めもの、有限の命のある一瞬を真空パックしているからこそ、不思議な美しさがあるのでしょう。怪しい魅力があります。
以前、ナショナルジオグラフィック誌で、琥珀の特集を見たことがあります。何千万年前の昆虫が、いくつも琥珀のなかに閉じ込められていました。琥珀のなかの昆虫たちは、朽ちることなく、原形をとどめていて、実に美しかったです。この現代版が、ガラスの「閉じ込めもの」でしょうか。
時間を強制的に止めて、その一瞬を永久に保存する。写真や動画、データではなく、そのもの自体を。。。神に逆らう行為だからこそ、それは怪しい光を放つのか。そんなことはまったく気にすることもなく、ガラスのクラゲはリビングを漂っております。。。
