フンコロ式でいこう!

まあ取り合えずコロコロ転がしてけば大丈夫、かな。

ブルータスお前もか

BRUTUS(ブルータス) 2021年 12月15日号 No.952 [珍奇昆虫] [雑誌]

お前も虫にハマってるのか?と。いやはや今出てる雑誌BRUTUSの特集が素晴らし過ぎるのである。以前出ていた珍奇植物特集のときに予感していたが、まさかホントに珍奇昆虫特集が出るとは。生きてて良かった。このブログの名前でお気づきかと思うが、何を隠そうこの私、昆虫、なかでも甲虫、そのなかでも糞虫が大好きなのだ。一押しの糞虫が、ファーブル昆虫記でおなじみのフンコロガシである。

 

表紙の虫も糞虫で、その名もエンシフェルオオニジダイコクとのこと。見てくれ、この魅惑的なフォルムを。まるでトリケラトプスのような勇猛なボディは、これまた目を奪って離さない青緑の光沢を放っている。「アートな生き物」のコピー通りの美しさに惚れ惚れしてしまう。不思議と糞虫の仲間は虹色の光沢をもったものが多い。糞という汚物から、宝石のような生物が生まれる魔法。クラクラする。

 

他にもコガネムシ、カブトムシ、ハナムグリ、クワガタ、ゾウムシ、などなど。世界中のオールスターが満載だ。これだけの画像集約は、図鑑でもなかなか出くわさない。マガジンハウス、偉い偉い。僕はBRUTUSは、必ずTSUTAYAで買うことにしている。TSUTAYAで雑誌を買うと、無料でBOOKLIVEに電子版もダウンロードされるからだ。動植物系の特集のとき、電子版があると都合がいい。

 

動植物の写真は、ディテールまでじっくり観察したくなる。電子版であれば、画面を指で開けばあっという間に拡大できる。紙の雑誌ではこうはいかない。特に虫好きは、虫の触角、手足、目など、隅々まで眺めまくりたいものなのだ。という訳で、今回のBRUTUSは愛蔵版として生涯、眺めまくりそうである。ちなみに皆さんに一番見てほしい珍奇昆虫はP46掲載のヨツコブツノゼミだ。書店に寄ったら探してみてほしい。