横浜力

横浜市都筑区に20年ほど住んだ母が、今月末、老人ホームの入居により、お隣の保土ヶ谷区にお世話になることになった。本人は入院中なので、部屋の片づけやら、各種移転手続きは僕とカミさんでやっている。これはこれで、超大変なのだが、横浜市に通い、横浜市で手続きしていて気づいたことがある。いろいろ、東京都よりラクだ、ということだ。横浜市、いろいろスゴイ。

まずは交通から。現在の母の居住区の都筑区の交通網は、市営地下鉄と市営バスだ。この2つを使いこなすことで、東急田園都市線とJR横浜線とにアクセスできる。東京にも横浜にも便利だ。町づくりが比較的新しいため、幹線道路も大きく、車移動もラクである。バス網も充実している。範囲を広げれば、東急バス、神奈川優王交通なども使える。もちろんシルバーパスで、母はバスも電車もこれまで無料で楽しんできた。

次はゴミ処理だ。今回の母の退去に伴い、現住居の荷物整理に追われた。布団だけでも10組くらいでてきたのだ。もちろんこれらは老人ホームには持ち込めない。その他、タンスや家電など、粗大ごみでないと出せないものがゾロゾロ現れる。ご存じのように粗大ごみの回収は、すぐには来てくれない。引っ越しまで日にちが無いので、どうしたものか頭を抱えた。すると、持ち込み可能であることに気づいた。

これは東京でも可能だが、横浜は申し込みが当日でも可なのだ。そしてあっちこっちに回収センターがある。クルマで向かうと、6人位の高齢者スタッフが待ち構えていて、ドライブスルーのように、あっという間に受け取ってくれる。焼却場の火力が東京より強く、ガンガン燃やしているそうだ。もちろん煤煙はきれいにして排出している。何だか腕力が違うな、横浜は。老後は住んでもいいかも。頼りがいありそう。