コロナ禍の学校は宿題が多いと新聞記事になっていたが、我が家の娘もその煽りを受けている。ステイホームで授業がかなり滞ったため、登校が復活するや取り戻すための宿題が出るわ出るわ。6年生くらいになると、塾に通っている子も多いので、そちらの宿題と小学校の宿題で、みんなアップアップになっているらしい。
先週末、娘の社会の宿題は、「縄文時代と弥生時代、生きる時代を選ぶとしたら君ならどっち? その理由を述べよ」であった。あーでもない、こーでもないと考えている娘を少し手助けすることに。すでに揃えたマンガ日本の歴史の縄文、弥生それぞれを読ませる。さらにEテレのスクールサイトで映像も見せた。
教材はどれも面白いので僕も一緒に楽しめる。娘は縄文時代を選んだ。理由は「自由と平和」だ。おおざっぱに分けると、縄文時代は狩猟採集生活の時代。弥生時代は稲作の時代。季節がくれる恵みを自由に食べていた縄文に対し、計画的に稲を育て余剰米を保管するなど計画経済の弥生。さらに弥生は水をめぐる争いが頻発した。
自然の恵みに余裕があり、幅広い食材を食べていた縄文人は健康で寿命も弥生人より長かったらしい。それに対し弥生人は米に偏り、不健康であったと。おおらかに、その日を精一杯生きた縄文に、娘は魅力を感じた。「縄文人ってマグロや鮭、貝とか超グルメだったみたい。断然縄文でしょ」と娘。会社員には向かないな(笑)。