今週の初耳たち

最近、めずらしく新しい音楽を聴いて刺激を受けたのでリポートする。一枚目はBABYMETAL３年ぶりのの新譜、『METAL GALAXY』だ。以前からちょくちょく名前を聞いてはいたが何となく食わず嫌いしていた。今回は世界中で上位ランクインというニュースもあり、しかもアマゾンプライムなら無料でDTできるので早速聴いてみた。一言でいうと超快感である。アイドルと昭和とメタルと和と、もう色々ハイブリッド。こりゃヒットするわな。気持ちよすぎるもの。

脳科学者の中野信子氏が『メタル脳　天才は残酷な音楽を好む』という自著で書いているが、英国の某大学の調査によると『メタルはストレス発散や欲求不満の解消に役立つ効果が認められた』とのこと。学習には、モーツァルトよりメタルなのだそうだ。だが僕はメタリカ聴きながらの読書は厳しかった(笑)。でもBABYMETALならいけそうだ。アジアとメタルのヘンチクリンなエキゾチズムが脳をハイにしてくれるから、ぐいぐい前に行きたくなる感じだ。ちなみにファースト、セカンドも聴いたがこちらは僕には刺さらんかった。アニソンっぽく感じてしまう。すまぬ。

もう一枚はうって変わって大人のジャズボーカル。ステイシー・ケントの『The changing litghts』だ。FBでフォローしている元マイクロソフト社長の成毛眞さんがレコメンドしていて聴いてみた。このアルバムもアマゾンプライムなら無料DTだ。アマゾンプライム、お釣りが出るほどお得だな。ちょうどいま来日していてブルーノートでライブがあるらしい。聴いてみると、成毛さんの指摘通り、声がチャーミングかつオシャレ。そして英語の発音が美しい。なんか歌詞がすごく理解できる気になるほど。おそらく誤解だろうがね(笑)。

調べてみたら、彼女、フランス語でもよく歌っていて、フランスから表彰されてたりもする。米国生まれだけれど、活動の拠点は英国のようだ。だから、発音がクリアなのかもしれぬ。2017年にはあのノーベル賞作家カズオ・イシグロ（日の名残り最高！）が歌詞を提供しているのだとか。これもあとで聴いてみよう。メタルと違って、こちらは夜更けにお酒のお供だな。ずっとダイアナ・クラーク一筋だったが、しばらくステイシーに浮気してみよう。聴いたことない音楽は、世界を拡げるなあ。