フンコロ式でいこう!

まあ取り合えずコロコロ転がしてけば大丈夫、かな。

モニターを見続ける時代

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先週はCM撮影で2日間ほぼ終日ハウススタジオにこもった。得意先も一緒だ。カットごとに撮影対象が変わる、やや目まぐるしい撮影だったため、セッティングチェンジで待ち時間が長くなった。この待ち時間、制作会社さんはむしろあわただしいのだが、広告会社や得意先はあまりすることがない時間となる。

 

で、気づいたのだが、待っている間はほぼ全員PCワークタイムであった。当たり前だが、ネットサーフィンでもゲームでもなく、仕事だ。会社とのやり取りや、抱えているプロジェクトのレポートのまとめなどなど。お隣の方にデータを送ってPC上で打ち合わせをしている人もいた。対話はない。いや、PC上では行われているのだろう。なので声ではなくキーボードの音だけが響いている。

 

これはバブル期とは違う次元のモーレツではないだろうかと思った。あの頃は会社を出ればスマホもPCも無かったので、こういう現場で仕事はできなかった。現場を離れた人との対話は電話以外は無理だったわけだ。いまではメールもSNSもあるので、無言で打ち合わせができてしまう。どこでも、いつでも、無言で対話ができる世界。よく考えるとすごすぎる。オールウェイズオン、仕事だ。

 

みんな待ち時間のほぼすべてをモニターとの対峙に使っている。第三次産業(サービス業)に関わる多くのサラリーマンのワークスタイルは「モニターとの対峙」なのだなと感じいった。もちろん生の会議もプレゼンもあるだろう。しかし多くの時間がここに取られている気がする。生産性が上がる、というのは、非生産的な時間を極力減らす、ということなのか。そんなことを思いながら、僕はスマホをしまい、PCを開くのをやめた。誰も気づかない小さな反抗だ。無駄な抵抗と知りつつ。。。