家の近所の緑道を散歩していたら狸を一匹発見。小さな信楽焼の狸だ。朝の連続テレビ小説『スカーレット』で、すっかりにわかシガラーになってしまった自分。こんなところで出会うとはラッキーだ。とてもごきげんになってしまった。
緑道はもともと小川を埋め立てて小道にしたもので、昔あったであろう橋の名前がところどころに石碑で示されていて面白い。古地図アプリという便利なものを教えてもらったのだが、この場所を見てみると、現在の緑道と江戸時代の小川がぴったり当てはまる。
『めいじばし』とあるこの橋の脇に、狸をおいた茶店でもあったのだろうか。橋を渡った先が、現在は大きなUR。20年ほど前までは明治薬科大学だったところだ。そしてさらに遡った明治時代には、明治大学の野球場だったところでもある。なんだか『めいじ』つながりな土地だ。
信楽焼の狸は、「他を抜く」に通じることから商売繁盛の縁起物として店の軒先に置かれるようになったそうだ。欲しいなあ。できれば信楽町で買いたい。決めた！ 会社を卒業して、自ら仕事を始めるときは必ず手に入れよう。他を抜くことは無理だろうけど、他を気にせず生きる意味で。
