フンコロ式でいこう!

まあ取り合えずコロコロ転がしてけば大丈夫、かな。

にわかしがらきふぁん

信楽焼 福狸 7号 SA22-8

NHK朝の連続ドラマ小説『スカーレット』が面白い。前作の『なつぞら』が、美男美女だらけで食傷気味だったのだが、今回は個性派ぞろいで飽きさせない。前作と同様に戦後復興期の物語だが、今回の方がリアリティが高い気がする。

 

役者たちがいずれもいい。戸田恵梨香はもちろん、北村一輝冨田靖子の演技には泣けてくる。前作の藤木&松嶋とは雲泥の差だ。脇がまたいいのだ。羽野晶紀の陽気さ、水野美紀の熱さ、三林京子の余裕、オール阪神の可愛さ、財前直見の温かさ。

 

物語は主人公・喜美子の陶芸家への道だが、まだドラマは前半。焼き物自体は、ほんの少ししか出てこない。たまたま、原田マハの『リーチ先生』を読んだあとなので、陶芸へのにわか好奇心がウズウズしているのだ。信楽焼、どんな味を出すのだろう。

 

二十年ほど前、近所のコンビニの店頭になぜか狸の信楽焼が立っていた。その昔、コンビニ以前は商店をやっていて、そのときの狸とのことだった。その後、道路拡張でコンビニも閉店に。賃貸マンションになったのだが、その一階には今でも狸が鎮座している。スカーレット効果か、前を通るたびにニヤニヤしてしまうこの頃だ。