連休中、大好きな長野県に来ている。目的は「充電」。いつもの場所で、いつもの公園に行き、いつもの蕎麦を食べ、いつものお店で買い物をし、いつものレストランで夕食を取る。究極のワンパターンである。これが僕の充電だ。悩むことなく、思い切り弛緩して過ごす時間。
が、である。ここ数年、充電時間中に別の「充電」の心配をすることが増えた。そう、スマホの充電だ。東京だとカフェなどでコンセントが解放されているところが増え、あまり心配が要らなくなってきたが、田舎だとそうはいかない。かといって充電池を持ち歩くのも面倒。
旅先で、宿に入ったらまずはコンセント口を確認し、家族分の充電位置を確認する。そういう時代になった。何よりも充電口の確保が大事な時代に。最近はこれにWi-Fiも加わっている。充電が確保されたら、Wi-Fiの確保へ。忙しいなあ、まったく。
せめて休養という名の充電時間中は、そんなことを忘れるためにスマホを切ろうと思うのだが、なかなか踏み切れない。現代病ですな。で、気づいたのだが、この呪縛から逃れられる最良の場は温泉ではないかと。裸と湯。この条件下ではスマホは介入できない。電気も電波も侵入不可だ。というわけで、「心身の充電は温泉で」、が我が家の金言になった。では早速、スマホを置いて、一風呂浴びるとしますか。
