フンコロ式でいこう!

まあ取り合えずコロコロ転がしてけば大丈夫、かな。

ABCから始めましょう

ABC殺人事件 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

殺人を始めましょう。いやもちろん推理小説のお話ですよ。僕は昔からアガサ・クリスティのファンです。というか、アガサ以外、推理小説要らんでしょ、ぐらいに思ってます。同じ作品、何度も読み返しますし、映画もドラマもどれ見ても飽きません。

 

なかでも「ABC殺人事件」には思い入れがあります。中学に入ったころ、僕は殺人に目覚めました。いやいや、だから、小説のね。中学生になったからには、殺人をテーマにした小説を読むべきだ、と勝手に思ったわけです。で、最初に買ったのがハヤカワ文庫の「ABC殺人事件」でした。

 

いやあ夢中で読みましたねえ。ABC時刻表を用いてABC順に殺人という絶妙な仕掛けの設定。イギリス各地を鉄道で移動させられ焦る名探偵ポアロの心理。ポアロと警察のすれ違い。様々な推理小説のアイデアの原形が込められた名作です。

 

実はこのABC殺人事件の最新ドラマ(BBC 2018年制作)が今月、NHK BSで放映されました。もちろん全3話、録画済みです。で、ですよ。何とポアロ役がジョン・マルコビッチなのです!!! マルコビッチの穴の、マルコビッチなのですよ。あとは何も言うまい。ビール片手にカウチへGO。灰色の脳細胞を刺激しまくる夜が続きます。