フンコロ式でいこう!

まあ取り合えずコロコロ転がしてけば大丈夫、かな。

笑わぬ客の謎2

Party City 民芸お面 般若 白

昨夜は久しぶりに落語会を観に行った。よみうりホールで定期的に開かれている「よってたかって●●らくご」という会で、いまや人気絶頂のスター落語家4人を一席ずつ楽しめる人気シリーズだ。会場は緊急事態宣言中ということもあり、入口では検温あり、座席ではマスク着用の執拗なチェックと告知ありの厳重体制であった。まあ、噺家自体はマイペースで、何とも楽しい会であった。が、、、、、。

 

いたのである。7月に当ブログで書いた「笑わぬ客」が目の前の列に。しかもカップルだ。我が家より遅れて席に着いた二人。その時から変な気配はあった。年の頃は35くらいか。太めの男性でダサい帽子にサングラス、座高高め。まあそれは良しとしても、案の定、帽子は脱がぬ。それも我慢するとして、座るなり周囲をやたら見渡す。どうやら客層を確認している様子。完全に挙動不審である。

 

落語は一之輔、白鳥と絶妙な笑いが繰り広げられた。僕も家族も大笑い。ところが前列の男性は笑うどころか、大笑いする周囲を逐一見渡しガンを飛ばす。「ん? うるさいってこと?」 落語聞きに来て笑うことを不快に思うとはこれいかに。白鳥が終わり中入りになったとき、その男性は隣の初老の男性にこう言った。「あんた笑い過ぎなんだよ!」。何と、隣の客の笑い声に文句を言い出したのだ。

 

正直言って初老の男性より僕の方が笑ってたと思う。というか白鳥のマシンガントーク聞いて笑わぬ客はあんた以外おらんわ。初老の男性は「落語聞きに来たんだから笑うさ」とぴしゃり。真っ当である。すると文句を言った当人は「こんな奴の隣じゃ聞いてられない」と捨て台詞を吐いて、どこかへ行ってしまった。どーなってるんだ??? 頼むから落語聞くときは笑おうよ。腹の底から笑おうよ。マスクしてるしさー。