フンコロ式でいこう!

まあ取り合えずコロコロ転がしてけば大丈夫、かな。

出口は入口

哲学と宗教全史

電子書籍を購入するとき、ちょっとドキドキするのが2千円超えだ。このラインを超えると、現物でなくていいのか、という貧乏精神が首をもたげてくる。このラインを超えると、たいがい分厚い本になるので、場所を取らないという利点を考えれば迷うことなく電子書籍に行きそうなものだが、実際は逆なのだ。

 

最近、びくびくしながら買った電子書籍が「哲学と宗教全史」。2千円ライン超だ。しかし、この本は何としても買わねばならぬ本であり、この先何度も読むだろうから電子書籍でなければならぬのだ、と自分を言いくるめた。キンドルとhontoで比べ、割引のあったhontoで購入。ああ、心臓に悪っ。

 

出口治明さんは大好きな方。仕事でも一度ご一緒し、勤務先でも2回ほど講演を聞いたことがある。言うまでもなく博識であり、ユーモラスであり、紳士な方だ。特に歴史を語らせたら、右に出るもの無しではなかろうか。生き生きと、ドラマチックにお話しになるので、グイグイ引き込まれてしまう。

 

人間はみな怠けたいから進化した。働くより遊びたいから効率化は進む。にっこり笑って出口さんは言う。出口さんを入口にすれば、多くの学問は豊かなものになるだろう。そして僕がいま高校生なら、間違いなく、出口さんが学長を務めておられる立命館アジア太平洋大学に行きたい。別府の温泉にも入れるし!