子どもが生まれてから、絵本にはまってしまいました。もともと好きだったのだけれど、どちらかというとアートとして好きだったので、声を出して読むなんてことはありませんでした。
いまでは声を出して読むのが当たり前になりました。そうか、音読というものも読書の醍醐味のひとつなのだな、と子どもと絵本に教えてもらった気がします。この「ぐりとぐら」なんかは、声を出して読まなければ面白味は半減します。ぐり、とか、ぐら、とか、もう音が面白いでしょう。
大人になると、音読することが減りますよね。というか、まず無いですよね。そういう人にこそ、オススメします、音読を。すっきりするんです、読み上げると。きっと脳をフル回転するせいなんだと思います。感情の伝え方、声の出し方、いろいろグルグルかんがえるから。
仕事で消耗したら、絵本を買ってみたりします。家族が寝静まってから、ゆっくりページを開きます。小さな声で、読んでみます。とっても豊かな気持ちになります。イマジネーションが、ぐりぐらの毛糸玉のようにコロコロコロコロ大きくなります。ぐりぐら、ぐりぐら、くるりくら♪
