昨年末にマンションのテレビ回線が光通信に切り替わった。住まいのマンションは東急系列のイッツコムがCATVを供給している。その回線を4K、そして将来の8Kに対応させるための更新だ。うちはCATVは契約していないが、全戸一斉に回線が切り替わる。CATVは見なくてもテレビは同じ回線からの供給なので、同じく4Kと8Kをクリアに見られるという触れ込みであった。
無料で恩恵を被れるのなら歓迎だが、敵もさるもの。同時にネットの契約を売り込んできた。要はマンション全体が光回線になったのだから、高速ネットも電話回線よりも安定的だと言うのだ。コストが下がり、速度も速いということなので、早速NTTから切り替えることにした。速度は最高600Mbpsである。NTTのフレッツ光が最高で200Mbpsだったから3倍ということになる。
で、実際どうなのか。確かに早い、気がする(笑)。が、3倍どころか1.5倍くらいの数字しか出ない。だまされたかな、と思った。が、よくよく考え調べてみると、速度が上がらない理由がいくつか思い当たった。ひとつはスイッチングハブだ。10年以上前のハブを使っている。さらにLANケーブルだ。これは思い出せないほど昔のまま使っている。入口は新しくても出口が古い。これが原因ではと疑った。
そこでそれらを買い換えることにした。スイッチングハブは10年前は1000Mbps対応機種は5千円以上したが、いまは千円代で買える。びっくりだ。LANケーブルはカテゴリ6Aにした。いままでのが5だったのだが、100倍以上の容量だ。時代は知らぬ間に進んでいた。それぞれ取り替えた途端、爆速となった。無線で300Mbps、有線で450Mbpsくらい。超快適である。ハブとケーブル、チェックする価値あり。